あの日は、自宅にいて仕事をしていた。
それほど揺れなかったけれど、長く揺れすぎてちょっとだけ怖かった。
お風呂に水が張ってあるのを確認した後、5合の米を炊いた。
マンションの管理人さんが「エレベータが動くまで帰れなくて困ってる」とこぼしていた。
テレビはなぜか途中で消した。
FacebookとTwitterに張り付いた。
しばらくは日本のニュースを英語に訳してFBに上げていた。
が、3週間ぐらいでやめた(原発事故について正確に伝えるソースが探せなくて疲れた)。

仕事はほとんどなくなったけれど、うつ状態が戻ってきて何をする気にもなれないので、ちょうどよかった。
うつ初期みたいに、また半年ぐらい、1日のほとんどを寝て過ごしていた。

夏に郡山のマイミクにみんなで会いに行ったときに直売所で食べたモモがおいしかった。

あの日からずっと何かが終わっていない。

その後、あの日よりずっと前に別れたきりの高校時代の友達とFBを通じて出会い直した。
それから、あの日には出会うことも想像していなかったような人たちと新しい出会いがあった。
減薬がうまくいった後は、うつ病はすっかりよくなった。

3年でとてもたくさんのことが変わった。
けれど、あの日からやっぱり何かが終わっていない。