未来新聞の森内真也さんのクリエイティビティに関する連載コラムが面白くて分かりやすいので、毎回楽しみにしています。

少し前の記事で恐縮ですが、これも面白かったので。
この回ではクリエイティビティを阻害するコミュニケーションの在り方をいくつか取り上げていました。
その中のひとつに挙げられているのが「同じ話をすることを止めさせる」ということ。

私はどちらかというと口下手で、何かを発表する分にはそれほど問題ないのですが、人と対話するのが苦手です。そこで話がうまい人、話が面白くておしゃべりな人をよく見ている(代わりにしゃべっといてもらう)のですが、確かに「同じ話やキーフレーズを折りに触れて何度も繰り返す」という実感が以前からあります。

一方で同じ話を何度も繰り返して面白くもなんともない人もいます。
この違いは何だろう、と考えると、「シチュエーションの変化に合わせて同じキーフレーズを多用する人」の話は面白く、状況には構わず同じ話をする人の場合はつまらないのだなあ、と。

前者は同じ話をしているわけではなくて、キーフレーズは変えずに、フレーズのフレームを違う話まで広げて使っているので、新鮮に感じる。
後者は「昔はよかった」的な話法や何度も聞かされる愚痴に近くて、新しみが加わっていないことが面白みを欠く理由でしょう。

大事なことは二度三度、手を変え品を変えて伝えることを心がけたいですね。
私が仕事場で何度も口を酸っぱくしてデザイナーに伝えているのは「ジャンプ率意識しろ」ということなんですが、これも新しみを加えたいところです。
ホワイトボードに標語が張り付いて、濡れた雑巾とかじゃないと消せなくなってるし。
jump