敬語がちゃんと使えていない、イラっとするビジネスメールを受け取ることが、しばしばあります。
下の人には「なんか変だよ」と言えば済むので特に気にならないのですが、 目上や提携先などの方だと、なんかもやっとしたまま、やり取りを重ねることになります。そういうヤツに限って仕事もできない気がしてきたり。

でも、英語でメールのやり取りをするときに、敬語が正しいかどうかなんてたいして気にしないし、それがその人の仕事の成果とは関係ないことを思えば、単に自分が心が狭いだけなんじゃないかという気もしてきたり。

それがしかし、「やり取りを重ねるうちに気にならなくなる」群と「いつまで経ってもイラっとする」群に分かれていくことに気づいたときに、何となく分かりました。

イラっとするメールを書いてくる人って、「敬語が正しくない」わけじゃなくて、おそらく「関係性の把握不足」なんです。

「気にならなくなっていく」人とは関係性の把握が進むことによって、適切なやり取りに移行していくので気にならなくなる。気にならなくなるから関係性は好転するので、正の循環に入っていく。
「いつまで経ってもイラっとさせられる」人とは関係性の把握が進まないので、適当なキャッチボールにならず、イラっとが続いてネガティブ循環に陥っていく。

そう考えると「敬語が正しくない」人が「仕事ができない」わけではなく、相手との関係性の把握が正しくないから、正しくコミュニケーションが取れず、仕事が進まない、っていう順番で考えたほうがいいのかも。
他人との関係性の把握力が弱いので正しい敬語が分からない、という人もいるかもしれませんが、何にせよ、敬語だけ正しく使おうとしてもダメだということですな。

あと「仕事ができる人ほど敬語を使う」話もしたかったのですが、そろそろ晩ごはんが食べたいので今日はこの辺で。